[WS5] ポスター発表 偶数

[P-94] 永久磁石を用いた反磁性磁化率・常磁性磁化率の測定

^○神野 佑介², 松田 孟男¹, 今林 潤², 新居 優太郎², 鷲見 香莉奈², 幸田 嘉人¹, 鴈金 舞¹, 間石 啓太², 若林 健流¹ (1.大阪府立大手前高等学校 定時制の課程 科学部, 2.大阪府立春日丘高等学校 定時制の課程 科学部)

Keywords:反磁性磁化率、常磁性磁化率、3力のつりあい、永久磁石

反磁性物質を細い糸で, 単調減少する磁場中につり下げると, 重力, 磁場勾配力および張力が釣り合う. この3力がつりあった状態で磁石を移動させ, 糸の傾きが最大になる位置から反磁性磁化率を計測する原理を新たに提案した. これを検証するための装置を製作し, 7種の反磁性体の磁化率を測定した結果, 文献値とのよい一致を見た. 常磁性物質についても磁石を変更することにより同様の結果が得られた. 検証に用いた測定装置, 実験方法および今後の展望について報告する.