[ES3] 口頭発表 O-7~0-12

[O-12] 『我が家の犬』の遺伝子検査に関する研究

^○池田 秀斗 (早稲田大学高等学院 3年)

Keywords:遺伝子検査、ペット、犬、高尿酸尿症、PCR法

近年、ヒトを対象とした遺伝子検査は急速に普及しつつあるが、ペットを始め、動物を対象とした遺伝子検査は未だに研究が進んでいない部分が多い。また、検査法が存在するとしても非常に高価であったり、検査項目が少ない等といった問題が山積みである。

そこで本研究は、高校生物の教科書にも登場するPCR法 (ポリメラーゼ連鎖反応法) に着目し、「PCR法を応用することで、犬などのペットを対象とした簡易な遺伝子検査法を新たに確立し、身近なペットのQOLを向上させること」を研究目的とした。

そして本研究により、プライマーのDNA配列に工夫を凝らすことで、簡易的に「高尿酸尿症」との関連が報告されている遺伝子の変異の有無を検出可能な実験系を構築することが出来た。

現在DNA回収の方法等まだ改善の余地があるが、どこでも簡易に安価で行えるという点で今後、汎用性が期待できると考えている。