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[O-2] 無毒餌の給餌によるアカハライモリの無毒化を目指して
キーワード:テトロドトキシン
アカハライモリの毒化機構がいまだ解明されていないことに興味をもち、フグ毒の生物濃縮を参考に無毒餌のみの給餌によりアカハライモリを無毒化できるのではないかという仮説を立てた。飼育実験の結果、1年間では野生の個体と毒量に差は見られなかった。毒が体外から直接取り込まれ蓄積したものであれば、考えていたよりも長期間体内に毒が残留していたものと考察できる。今後、さらに長期間継続研究を行うことで無毒化することができれば、アカハライモリの毒化機構の解明に貢献することができると考える。