サイエンスキャッスル2017

講演情報

東北大会

[NS3] 口頭発表 O-1~O-6

2017年12月17日(日) 11:00 〜 12:30 口頭発表会場 (2階講義室)

12:15 〜 12:30

[O-6] 野生トウホクサンショウウオの産卵期における生態調査

柳沼 優, 中鉢 渉, 佐々木 朋華, 久保 達也, 上遠野 望羽 (仙台城南高等学校 自然科学部)

キーワード:サンショウウオ、生態、保全

本校の敷地内では準絶滅危惧種のトウホクサンショウウオの卵のうが毎年確認されている。本校周辺に生息する個体群を維持させるためにはどの程度の保護を必要とするのかを検証することを目的として、産卵期における生態調査を行った。

今回の調査では、約1ヶ月間の産卵期間の中で、体の大きいメス(年齢の高いメス)が早い時期に産卵し、体の小さいメス(年齢の低いメス)が遅くに産卵する傾向があることがわかった。また、一腹卵数からの分布から成熟したメス個体の世代の幅が確認でき、成熟個体については世代の更新が確認できた。