サイエンスキャッスル2017

講演情報

関西大会

[WS5] ポスター発表 偶数

2017年12月23日(土) 15:00 〜 15:50 ポスターエリア (B1F第二体育館)

15:00 〜 15:50

[P-10] 石川にオオクチバスが生息できる理由は?

小穴 快音, 上西 佑弥, 杉本 拓海, 中村 奏斗, 小川 力也 (大阪府立富田林中学校 科学部 魚類班)

キーワード:オオクチバス,特定外来生物,侵略的外来種,生態,食性

オオクチバスは特定外来生物で, 外来生物のなかで特に生態系への影響が大きい魚類である。そのオオクチバスが, 学校の前を流れる石川でよく見かけることから, その生態について調査することにした。生息場所と食べているものに着目して調査したところ, 井堰の下流の深みに多く生息していて, 特に増水の後は目立っていた。解剖して胃の内容物を調べたところ, 約60%がエビなどの甲殻類, 残りの40%が小魚であった。以上のことから, 石川のオオクチバスは人工的にできた深みで生息し, 増水時には避難して生存し, 甲殻類や魚類に影響を与えていると考察した。