サイエンスキャッスル2017

講演情報

関東大会

[ES5] ポスター発表 偶数

2017年12月23日(土) 15:00 〜 15:50 ポスターエリア (3階エキシビションホール)

15:00 〜 15:50

[P-100] 酸化チタンビーズで水質浄化へ

西浦 理佐 (東京都立戸山高等学校)

キーワード:酸化チタン

現在水質汚染の原因の一つに難分解性有機物の蓄積があげられる。その代表的な物質であるフミン酸の分解方法を酸化チタンとメチレンブルーを用いて見つけ、この問題を解決したいと考えた。酸化チタンは光触媒の性質による酸化力の強い物質である。一方のメチレンブルーはフミン酸と同様に共役二重結合を持ち、結合が切れたとき色の変化が現れる。これを利用して酸化チタンが共役二重結合を切れるかを調べた。これが実現すればフミン酸の応用につなげられる。試行錯誤してついに、酸化チタンをを人工イクラの膜に閉じ込めて、酸化チタンビーズと反応させる方法を考え付いた。これによって酸化チタンの反応が促進され、酸化チタンが共役二重結合を切れることが分かった。