サイエンスキャッスル2017

講演情報

九州大会

[SS5] ポスター発表 奇数

2017年12月17日(日) 14:00 〜 14:50 ポスターエリア (体育館後方)

14:00 〜 14:50

[P-37] ニホンイシガメの現状と対策

松川 夕華, 坂井 海采, 村上 拓海, 吉永 優々 (熊本県立宇土高等学校)

キーワード:ニホンイシガメ TLS

日本固有種であるニホンイシガメ (Mauremys Japonica) (以下イシガメ)は年々数を減らしている。そこで昨年はイシガメの生息する河川や土地形態を調査した所イシガメは流れの速く透明度の高い河川を好み、里山や果樹園など豊かな土地を選択していることがカイ二乗検定により検証できた。しかし具体的な個体数減少の解決策にまでは至らなかった。そこで今回は昨年の研究に加え河川の改装工事がイシガメの、特に繁殖に影響しているのではないかと考えその解決策としてTLS (Tortoise Landing Slope) を開発した。TLSはイシガメの中でも重量があり繁殖にも大いに影響するメスの個体が登りやすいよう設計してある。TLSの普及により産卵床へ向かえないイシガメを減らすことを期待する。