[P-3] 兵庫県下の河川に生息するヒガイ属魚類の研究
キーワード:ヒガイ属魚類
<概要>
本研究の研究目的は、兵庫県下を流れる加古川(六ヶ井水路)と武庫川でヒガイ属魚類を採集した。本研究の目的としては、両河川のヒガイ属に遺伝子的な差がないことを確かめたうえで、形態的な種同定を行う。過去の知見から、兵庫県下に生息するヒガイ属魚類はカワヒガイである。PCR法を行いMEGA7による系統樹作成の結果、系統樹の中でビワヒガイやアブラヒガイと同じクラスタに含まれてしまった。形態学的な種同定ではカワヒガイであると現段階では推測される。そこで今後は、カワヒガイの形態的特徴に多様性が生じている可能性を考えヒガイ属魚類の分類形質とされている尾柄高が明らかに大きいものを増やし、他のヒガイ属魚類との交雑の有無について研究していく。
本研究の研究目的は、兵庫県下を流れる加古川(六ヶ井水路)と武庫川でヒガイ属魚類を採集した。本研究の目的としては、両河川のヒガイ属に遺伝子的な差がないことを確かめたうえで、形態的な種同定を行う。過去の知見から、兵庫県下に生息するヒガイ属魚類はカワヒガイである。PCR法を行いMEGA7による系統樹作成の結果、系統樹の中でビワヒガイやアブラヒガイと同じクラスタに含まれてしまった。形態学的な種同定ではカワヒガイであると現段階では推測される。そこで今後は、カワヒガイの形態的特徴に多様性が生じている可能性を考えヒガイ属魚類の分類形質とされている尾柄高が明らかに大きいものを増やし、他のヒガイ属魚類との交雑の有無について研究していく。
<考察・展望>
まだ研究中であるため、前項で記した期待される結果を考慮して考察する。まず、やはり兵庫県南部においても上記の論文同様ビワヒガイとカワヒガイはmtDNAのみでは判別ができなかった。また、加古川と武庫川で採集されたヒガイ属の魚は現段階ではカワヒガイであるが、今後のサンプルの増大によっては別のヒガイ属魚類との交雑も疑われる。また、他の場所でもヒガイ属魚類を採集できればハプロタイプの調査による多様度や塩基多様度を調べることも考えている。まず、今後よりヒガイのサンプルを増やすことを目標とする。
まだ研究中であるため、前項で記した期待される結果を考慮して考察する。まず、やはり兵庫県南部においても上記の論文同様ビワヒガイとカワヒガイはmtDNAのみでは判別ができなかった。また、加古川と武庫川で採集されたヒガイ属の魚は現段階ではカワヒガイであるが、今後のサンプルの増大によっては別のヒガイ属魚類との交雑も疑われる。また、他の場所でもヒガイ属魚類を採集できればハプロタイプの調査による多様度や塩基多様度を調べることも考えている。まず、今後よりヒガイのサンプルを増やすことを目標とする。