[P-4] カワニナを中間宿主とする吸虫類の多様性
キーワード:中間宿主、扁形動物門吸虫綱
<概要>
淡水魚に寄生する吸虫は成長段階に応じて宿主を変える。本研究では淡水魚の吸虫の第一中間宿主を捜索するために、二つの河川において候補であるカワニナを採集し、そこから出てきた寄生虫と淡水魚から出てきた寄生虫の塩基配列を比較した。シークエンスを行い、28SrDNA領域で系統樹を作製し、吸虫の成虫と幼生の一致を試みた。結果は一致せず、得た吸虫のそれぞれの科が分かり多様な寄生虫相が見られた。今後は形態と一致させていく。
淡水魚に寄生する吸虫は成長段階に応じて宿主を変える。本研究では淡水魚の吸虫の第一中間宿主を捜索するために、二つの河川において候補であるカワニナを採集し、そこから出てきた寄生虫と淡水魚から出てきた寄生虫の塩基配列を比較した。シークエンスを行い、28SrDNA領域で系統樹を作製し、吸虫の成虫と幼生の一致を試みた。結果は一致せず、得た吸虫のそれぞれの科が分かり多様な寄生虫相が見られた。今後は形態と一致させていく。
<考察・展望>
大まかな分類からカワムツの吸虫とカワニナから出てきた寄生虫の種類は異なっており中間宿主の特定には至らなかった。28SrDNA領域では厳密な分類ができなかったため、COX1領域のシークエンスも行ったが、研究事例が少なく参考にはできなかった。今後は、形態観察も行い、従来通りの種同定と今回のシークエンス結果を結びつけていきたい。
大まかな分類からカワムツの吸虫とカワニナから出てきた寄生虫の種類は異なっており中間宿主の特定には至らなかった。28SrDNA領域では厳密な分類ができなかったため、COX1領域のシークエンスも行ったが、研究事例が少なく参考にはできなかった。今後は、形態観察も行い、従来通りの種同定と今回のシークエンス結果を結びつけていきたい。