[P-122] 紫外線Aによる鉄イオン溶出量の増加
キーワード:紫外線A、鉄電極電池、光電効果、鉄カンラン石、鉄イオン、化学的風化
<概要>
蒲田中プラネット科学部では紫外線 C用いた昨年の研究結果をもとに、紫外線Aを鉄と銅を電極とする電池に照射し続け、電圧の変化の測定をした。その結果、紫外線Aを照射した場合は、200時間以上一定の電圧を維持できることがわかった。この実験結果に基づいて、水に浸した鉄カンラン石に、紫外線Aを照射した。その結果、照射した場合は照射しない場合よりも、水中の鉄イオン濃度が増加し、水溶液全体が褐色化し褐色の粉末が沈殿することがわかった。これらの結果から、過去の火星上の他、現在の地球上でも、太陽光線による岩石の化学的風化が生じていると考えられる。
蒲田中プラネット科学部では紫外線 C用いた昨年の研究結果をもとに、紫外線Aを鉄と銅を電極とする電池に照射し続け、電圧の変化の測定をした。その結果、紫外線Aを照射した場合は、200時間以上一定の電圧を維持できることがわかった。この実験結果に基づいて、水に浸した鉄カンラン石に、紫外線Aを照射した。その結果、照射した場合は照射しない場合よりも、水中の鉄イオン濃度が増加し、水溶液全体が褐色化し褐色の粉末が沈殿することがわかった。これらの結果から、過去の火星上の他、現在の地球上でも、太陽光線による岩石の化学的風化が生じていると考えられる。
<考察・展望>
実験1から、紫外線Aの光エネルギーは電気エネルギーに変換していると考えられる。原因は、紫外線のエネルギーにより電子が飛び出す光電効果のような現象が生じて、鉄イオンが生じやすくなると推定する。紫外線CだけでなくAでも、仮説が成り立つことがわかった。実験2では、紫外線Aを照射した場合は、鉄イオンの溶出が促進され鉄さびも生じやすくなることがわかった。太陽光線中に含まれる紫外線Aと水による岩石の化学的風化が、過去の火星や現在の地球上において生じていると考えられる。
実験1から、紫外線Aの光エネルギーは電気エネルギーに変換していると考えられる。原因は、紫外線のエネルギーにより電子が飛び出す光電効果のような現象が生じて、鉄イオンが生じやすくなると推定する。紫外線CだけでなくAでも、仮説が成り立つことがわかった。実験2では、紫外線Aを照射した場合は、鉄イオンの溶出が促進され鉄さびも生じやすくなることがわかった。太陽光線中に含まれる紫外線Aと水による岩石の化学的風化が、過去の火星や現在の地球上において生じていると考えられる。