[P-140] ゼニゴケの再生能力
キーワード:ゼニゴケ、植物ホルモン
<概要>
コケ植物は再生能力が高い。これまでゼニゴケにおいて、光の有無で再生速度が異なること、頂端分裂組織の集まりである成長点の有無によって再生の方向性が変わることが報告されている。そこで、ゼニゴケの詳細な再生メカニズムに興味を持ち、その部位ごとに再生能力を調べた。その結果、成長点は、既にある葉状体の成長を促し、成長点の新たな形成を抑制することがわかった。また、成長点を除去することで、新たな成長点の形成や無性芽の成長を促進することが考えられた。
コケ植物は再生能力が高い。これまでゼニゴケにおいて、光の有無で再生速度が異なること、頂端分裂組織の集まりである成長点の有無によって再生の方向性が変わることが報告されている。そこで、ゼニゴケの詳細な再生メカニズムに興味を持ち、その部位ごとに再生能力を調べた。その結果、成長点は、既にある葉状体の成長を促し、成長点の新たな形成を抑制することがわかった。また、成長点を除去することで、新たな成長点の形成や無性芽の成長を促進することが考えられた。
<考察・展望>
成長点無&杯状体有で、無性芽の発芽が起きていて成長点の有無は無性芽の発芽にも影響していた。このことからも成長点は新しい成長点の形成を抑制していることが言える。NAAを与えても成長点無で葉状体同士の重なりがあったためNAAは成長点に代わる働きをしないことが分かった。これらのことからNAAとは別に成長点から出る再生制御物質が考えた。NAAはゼニゴケの成長において水平でなく垂直方向の成長に作用していると考えた。
成長点無&杯状体有で、無性芽の発芽が起きていて成長点の有無は無性芽の発芽にも影響していた。このことからも成長点は新しい成長点の形成を抑制していることが言える。NAAを与えても成長点無で葉状体同士の重なりがあったためNAAは成長点に代わる働きをしないことが分かった。これらのことからNAAとは別に成長点から出る再生制御物質が考えた。NAAはゼニゴケの成長において水平でなく垂直方向の成長に作用していると考えた。