サイエンスキャッスル2018

講演情報

関東大会 » ポスター発表①・偶数

[ES104] ポスター発表 偶数

2018年12月23日(日) 16:00 〜 17:00 ポスター/ブースエリア (7F 大体育館)

[P-30] アフリカツメガエルの体色変化と松果体の関係

寺島寧来 (横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校)

キーワード:アフリカツメガエル、体色変化、松果体

<概要>
アフリカツメガエルは、眼と松果体の両方で光を受容している。松果体は主にメラトニンを合成し分泌する内分泌器官として役割を果たしているが、カエルの場合、光受容器官としても働いている。そこで、眼と松果体から取り入れた情報のどちらを優先して体色変化に使うのか疑問に思った。本研究では、視神経を切断した際の体色変化を通常時と比較し、眼と松果体から取り入れた情報が体色変化に及ぼす影響を調べました。
<考察・展望>
結果より、カエルの体色変化において、眼から取り入れた情報は影響を及ぼすが、松果体から取り入れた情報はほとんど影響を及ぼさないことが分かった。今後の計画としては、今回の眼と松果体の比較ではなく、体色変化にほとんどの影響を及ぼしている眼の左右で比較したいと考えている。また、麻酔がかかった状態のままでも体色変化が行われるかも調べたい。