サイエンスキャッスル2018

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[SS106] ポスター発表 奇数

2018年12月16日(日) 14:35 〜 15:15 ポスターエリア (2F 第一研修室、3F第二研修室・調理実習室)

[P-1] 希薄溶液の真実に迫る~沸点上昇編~

工飛翔, 新田航大 (熊本県立第二高校)

キーワード:希薄溶液、沸点上昇、濃度、蒸気圧降下

<概要>
私たちは、教科書に記載されている「希薄溶液」とは、どの程度薄い溶液を指すのかを目的とし研究をおこなった。希薄溶液の性質として、沸点上昇、凝固点降下、浸透圧などの現象が考えられるが、今回は沸点上昇の観点から検証している。溶質の種類によって「希薄溶液」として認定される濃度が異なるのでないかという仮説のもと、塩化カリウム水溶液、塩化カルシウム水溶液、スクロース水溶液で実験をすすめた結果、仮説は正しかったと実証された。
<考察・展望>
考察

どの水溶液でも近似曲線をとると、右上がりになったことから濃度を大きくすると沸点上昇度も大きくなると考えられる。

今回取れたデータをもとに理論値との差が、激しいところが存在するため、誤差としてみる範囲を定める必要がある。

展望

実験装置を工夫する。

今回よりもさらに濃度の低い溶液で、研究する。

ほかの溶質でも研究する。

希薄溶液の性質として、沸点上昇以外にも凝固点降下、浸透圧があるため、今回の溶液で別の観点から研究する。