サイエンスキャッスル2018

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関西大会 » ポスター発表・偶数

[WS104] ポスター発表 偶数

2018年12月23日(日) 11:30 〜 12:20 ポスター/ブースエリア (体育館)

[P-16] 伝統野菜「姫路若菜」の来歴に関する調査

萩原琢登 (東洋大学附属姫路中学校・高等学校 科学部)

キーワード:伝統野菜、姫路若菜、種皮型、大阪シロナ、大和マナ、アブラナ属、来歴

<概要>
伝統野菜「姫路若菜」はアブラナ属に属するBrassica rapa Lの変種であると考えられるが、文献はほとんどない。本研究では、葉形や種子の形状、種子100粒重、種子外皮色、種皮の形態(種皮型)などの葉や種子の形態的特徴に着目して、アブラナ属の一般野菜や地方に残る伝統野菜との類縁関係を調査した。
<考察・展望>
現在研究中であるが、本種に関しては、来歴に関する文献が見当たらず、これは各地方に残る原始系に近い近縁の品種でも同様であると考えられる。シロナの一種とされているが、成長した株の形態的特徴はマナに近いとも考えられる。今回は形態的特徴に着目した調査を中心に調査しているが、将来的には分子遺伝学的な調査につなげていきたい。