サイエンスキャッスル2018

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関東大会 » ポスター発表②・奇数

[ES204] ポスター発表 奇数

2018年12月24日(月) 13:00 〜 13:30 ポスター/ブースエリア (7F 小体育館)

[P-105] 外的条件の変化におけるダイラタンシー現象

市原愛理 (千葉市立都賀中学校)

キーワード:ダイラタンシー

<概要>
ダイラタンシー現象について知ったのは、今年の夏休みである。それまで粉体が水と混ぜ合わさった時には、固まるか、固まらないかの両極で、その中間の状態になることは想像したことがなかった。使う粉体や液体を変えても、ダイラタンシー現象は起こせるのか疑問に思った。そこで、粉体は「片栗粉」「薄力小麦粉」「ベビーパウダー」を用いて、また液体は「水」「オレンジジュース」「お茶」を用いた。それぞれの組み合わせによってダイラタンシー現象の起きた度合いが変化することが確かめられた。
<考察・展望>
片栗粉×お茶とベビーパウダー×水の2つの組み合わせがダイラタンシー現象を起こした。この2つは、時間が経つと、ほんの少し溶け出していた。一方で、オレンジジュースや、薄力小麦粉が使われる組み合わせは、ダイラタンシー現象が起きる可能性がとても低い。オレンジジュース以外にも、果汁入りのものは、ダイラタンシー現象が起きる可能性が低いと思われる。これは、オレンジジュースが他の二つの溶液と異なり、糖分によって粘り気が増していることが関係しているのではないだろうか。