[P-23] 珪藻メロシラの大量培養及び随伴細菌による成長促進
Keywords:珪藻、フコキサンチン
＜概要＞
珪藻メロシラは河川の流下物から集め、循環水槽を北向きの窓辺に設置し、腐葉土抽出エキスを添加して集積培養した。顕微鏡下でメロシラの糸状藻体を探し出し純粋培養を得た。一方、同じ水槽の中にスライドガラスを浸漬して付着細菌のバイオフィルムを形成させた。メロシラの純粋培養株と付着細菌を混合培養して藻類の増殖を促進する組み合わせを探索中である。最終的に「フコキサンチン」の効率的な抽出を目指したい。
珪藻メロシラは河川の流下物から集め、循環水槽を北向きの窓辺に設置し、腐葉土抽出エキスを添加して集積培養した。顕微鏡下でメロシラの糸状藻体を探し出し純粋培養を得た。一方、同じ水槽の中にスライドガラスを浸漬して付着細菌のバイオフィルムを形成させた。メロシラの純粋培養株と付着細菌を混合培養して藻類の増殖を促進する組み合わせを探索中である。最終的に「フコキサンチン」の効率的な抽出を目指したい。
＜考察・展望＞
メロシラの分離源は河川を流下する懸濁物の中にあることが分かりました。珪藻の粗培養は室内の循環水槽の中で光量が不足する北向きの窓辺に設置することで維持できることも分かりました。光量を抑制することで珪藻を優占させ、加温すれば休眠胞子の形成を抑制できると期待しています。循環水槽に浸漬したスライドガラスには細菌が付着してバイオフィルムを形成していく過程が観察できました。この細菌群集の中に珪藻との親和性が高く珪藻の増殖を刺激する細菌がいるかもしれないと予測しています。最終的には、微生物株の保存、休眠胞子のコントロールそして「フコキサンチン」の効率的な抽出を目指したいです。
メロシラの分離源は河川を流下する懸濁物の中にあることが分かりました。珪藻の粗培養は室内の循環水槽の中で光量が不足する北向きの窓辺に設置することで維持できることも分かりました。光量を抑制することで珪藻を優占させ、加温すれば休眠胞子の形成を抑制できると期待しています。循環水槽に浸漬したスライドガラスには細菌が付着してバイオフィルムを形成していく過程が観察できました。この細菌群集の中に珪藻との親和性が高く珪藻の増殖を刺激する細菌がいるかもしれないと予測しています。最終的には、微生物株の保存、休眠胞子のコントロールそして「フコキサンチン」の効率的な抽出を目指したいです。