[P-24] ミドリゾウリムシにおける生物内共生の研究
Keywords:ミドリゾウリムシ、共生クロレラ、ナショナルバイオリソースプロジェクト
<概要>
ミドリゾウリムシ(Paramecium bursaria)は、共生クロレラを細胞内共生させている繊毛虫類である。ミドリムシの仲間ではなく、ゾウリムシの仲間であるがクロレラを共生させることにより光合成を行うことができるゾウリムシである。細胞内共生は原核生物から真核生物への進化を考えるうえで大切な過程であり、そのモデル生物としてミドリゾウリムシの研究に着手したい。
ミドリゾウリムシ(Paramecium bursaria)は、共生クロレラを細胞内共生させている繊毛虫類である。ミドリムシの仲間ではなく、ゾウリムシの仲間であるがクロレラを共生させることにより光合成を行うことができるゾウリムシである。細胞内共生は原核生物から真核生物への進化を考えるうえで大切な過程であり、そのモデル生物としてミドリゾウリムシの研究に着手したい。
<考察・展望>
細胞内共生は教科書にも出てくる現象であり、生物の進化を考えるうえでも大変興味深い。宿主であるミドリゾウリムシはクロレラを共生させることで得たものは多いと思われるが、リスクのようなものも背負わされているのではないだろうか。他のゾウリムシより動く速度が遅いとか、捕食のスピードが遅いなど興味が尽きない。同じく、クロレラを中心に考えると、ゾウリムシの体内で生活することと単独で生活することはどのようにちがうのであろうか。
細胞内共生は教科書にも出てくる現象であり、生物の進化を考えるうえでも大変興味深い。宿主であるミドリゾウリムシはクロレラを共生させることで得たものは多いと思われるが、リスクのようなものも背負わされているのではないだろうか。他のゾウリムシより動く速度が遅いとか、捕食のスピードが遅いなど興味が尽きない。同じく、クロレラを中心に考えると、ゾウリムシの体内で生活することと単独で生活することはどのようにちがうのであろうか。