サイエンスキャッスル2018

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[WS103] ポスター発表 奇数

2018年12月23日(日) 10:30 〜 11:20 ポスター/ブースエリア (体育館)

[P-29] 雷の形と明るさを決めるものは?

岡本鼓都里1, 岩崎仁冴2 (1.大阪府立富田林高等学校, 2.初芝富田林高等学校)

キーワード:雷、電圧、湿度、放電距離、稲妻、明るさ

<概要>
雷(空中放電)が生じるとき、その電圧、湿度、放電距離がどのような影響を及ぼすのかを明らかにすることを目的に研究を行った。雷が発生しやすい条件は「電圧が高い」「湿度が低い」「放電距離が短い」の3つと考えた。圧電素子を用いた実験の結果、放電距離が1~7㎜では70~90%の発生率で放電したが、8㎜では60%,それ以上の距離では放電しなくなった。放電距離が長くなるほど,発光が強くなることが分かった。これは空気は大きな抵抗であり、その厚みが増すほど発光量が増すと考察した。
<考察・展望>
放電距離は、ある一定の距離に達した時に放電しなくなると考えられる。放電距離が長くなるほど、稲妻が明るくなった。その理由は、空気が大きな抵抗であり、その厚みが増すほど、発光量が増すと考えられる(抵抗の大きな金属が電球のフィラメントに用いられるのと同様)。空気中で湿度を変化させたときの、空気中放電の発生率について調べてみたい。また、電圧を変化させたときの空中放電の発生率について調べ、その関係性についても考えてみたい。