SCIENCE CASTLE2018

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関東大会 » ポスター発表①・奇数

[ES103] ポスター発表 奇数

Sun. Dec 23, 2018 3:00 PM - 4:00 PM ポスター/ブースエリア (7F 大体育館)

[P-43] 陽イオンと口腔内常在菌の関係

見城珠那, 海老原美紀, 小川萌歌 (群馬県立太田女子高等学校 理科研究部(微生物班))

Keywords:陽イオン、マグネシウム、カリウム、カルシウム、口腔内常在菌

<概要>
本校の過去の研究結果から、マグネシウムイオンは濃度を高くすると口腔内常在の増加を抑制することが分かった。本研究は、口腔内常在菌と陽イオンの関係を明らかにすることを目的とし、他の陽イオンはマグネシウムイオンとは逆に濃度を高くしても菌数の増加を促進すると仮説を立てた。結果、カリウムイオンはマグネシウムイオンと同様の効果が見られ、カルシウムイオンは高濃度でも菌数の増加を促進してしまった。この結果より、イオンチャネルが影響してるいると考察をした。
<考察・展望>
各高濃度の陽イオン溶液中で8時間後まで生存可能な細菌を単離し、単離できた各細菌の高濃度陽イオン溶液中での増殖傾向を調べ、唾液中に混在する細菌群の増殖傾向と比較することにより、陽イオンにおいて増殖を抑制される細菌と増殖を促進される細菌を特定する。また、他の金属イオンでも同上の実験をおこない、口腔内常在菌と陽イオンとの関係に規則性はあるのかを研究していきたい。この研究を発展させることにより、プールの消毒など人体以外の日常生活に応用出来ると考えている。