[P-90] 変わりゆく榎田川の水質調査
キーワード:環境、河川、水質調査、水生昆虫、開発
<概要>
榎田川の上流で行われている土地開発工事が、川の環境に与える影響について調べるために、継続的に調査研究をしている。開発工事による土砂の流入により、河川の物理的環境や生物の生息環境が変化していくのではないかと考えた。前年度に引き続き、汚れがある川に生息するミズムシが確認された。このことから、土砂の流入の影響で水深が浅くなり、ミズムシが増えたと考えられる。物理的な河川の環境変化によって、実際に生息する生物の種類に、大きな変化が見られるようになってきた。今後も開発の進行に伴い、川の問題点は増えていくことが予想される。
榎田川の上流で行われている土地開発工事が、川の環境に与える影響について調べるために、継続的に調査研究をしている。開発工事による土砂の流入により、河川の物理的環境や生物の生息環境が変化していくのではないかと考えた。前年度に引き続き、汚れがある川に生息するミズムシが確認された。このことから、土砂の流入の影響で水深が浅くなり、ミズムシが増えたと考えられる。物理的な河川の環境変化によって、実際に生息する生物の種類に、大きな変化が見られるようになってきた。今後も開発の進行に伴い、川の問題点は増えていくことが予想される。
<考察・展望>
今年度の川の調査で、前年度よりもスコア値が上昇し、ミズムシの増加が見られた。
ミズムシの繁殖しやすい環境とは、エサとなるコケや枯葉などの水中有機物や沈殿物が豊富で、富栄養化傾向にある場所だといわれる。このことから、水深が浅くなり落ち葉が溜まりやすくなった結果、河川環境が富栄養化の進んだ汚れた状態になってきていると考えられる。今後は、河川の調査を継続すると共に、微生物を用いた実験で、生物にとってどのような環境が過ごしやすいのか等を調べていきたいと思う。
今年度の川の調査で、前年度よりもスコア値が上昇し、ミズムシの増加が見られた。
ミズムシの繁殖しやすい環境とは、エサとなるコケや枯葉などの水中有機物や沈殿物が豊富で、富栄養化傾向にある場所だといわれる。このことから、水深が浅くなり落ち葉が溜まりやすくなった結果、河川環境が富栄養化の進んだ汚れた状態になってきていると考えられる。今後は、河川の調査を継続すると共に、微生物を用いた実験で、生物にとってどのような環境が過ごしやすいのか等を調べていきたいと思う。