[P-30] 水素は地球を救う~土壌からの水素発生~
キーワード:水素、環境、土壌
<概要>
近年,エネルギー枯渇問題を打開するためのクリーンエネルギーとして水素が注目されている。これまでの実験で牛糞肥料・干潟土壌・江津湖の土壌を用いて実験を行った。今年度の実験では,水田横にある水路の土壌を,水を含んだ状態100gに精製水を加え嫌気性環境下にし,0g,1g,5g,のD-グルコースをそれぞれ添加した。しかし,その土壌での水素の発生は見られなかった為、今後は、稲付近の土壌を使用したい。又、水素発生と酸化還元電位との関係性を明らかにしたい。
近年,エネルギー枯渇問題を打開するためのクリーンエネルギーとして水素が注目されている。これまでの実験で牛糞肥料・干潟土壌・江津湖の土壌を用いて実験を行った。今年度の実験では,水田横にある水路の土壌を,水を含んだ状態100gに精製水を加え嫌気性環境下にし,0g,1g,5g,のD-グルコースをそれぞれ添加した。しかし,その土壌での水素の発生は見られなかった為、今後は、稲付近の土壌を使用したい。又、水素発生と酸化還元電位との関係性を明らかにしたい。
<考察・展望>
水素濃度が0.0%だった事から,水田土壌では水素発生を行いにくいと考える。しかし,ここでいう水田土壌とは,稲を生育している水田横の水路の土壌なので,水が流れていた為,もともと土壌の中に水素発生細菌があまり存在していなかった可能性も考えられる。
ただし,pHと糖濃度がいずれも低下していた為,何らかの微生物による,酵素反応は行われていたと考えていいのではないだろうか。
水素濃度が0.0%だった事から,水田土壌では水素発生を行いにくいと考える。しかし,ここでいう水田土壌とは,稲を生育している水田横の水路の土壌なので,水が流れていた為,もともと土壌の中に水素発生細菌があまり存在していなかった可能性も考えられる。
ただし,pHと糖濃度がいずれも低下していた為,何らかの微生物による,酵素反応は行われていたと考えていいのではないだろうか。