[P-47] 水環境の新たな改善方法
キーワード:アオコ、ヘドロ、堆肥
<概要>
本校生物部では絶滅危惧種ⅠA類のニッポンバラタナゴを保護している。今回の研究では保護池周辺の池でのアオコの発生の抑制を目的とした。アオコを主に構成する藍藻類の一種であるMicrocystis aeruginosaが休眠細胞としてヘドロの表層に存在している時期にそのヘドロを除去した。結果、翌年のアオコの発生を抑制できた。次に除去したヘドロを落ち葉と混ぜ、堆肥化して有効活用しようと考え、栽培実験を行ったところ化学肥料よりも収量が増えることが分かった。
本校生物部では絶滅危惧種ⅠA類のニッポンバラタナゴを保護している。今回の研究では保護池周辺の池でのアオコの発生の抑制を目的とした。アオコを主に構成する藍藻類の一種であるMicrocystis aeruginosaが休眠細胞としてヘドロの表層に存在している時期にそのヘドロを除去した。結果、翌年のアオコの発生を抑制できた。次に除去したヘドロを落ち葉と混ぜ、堆肥化して有効活用しようと考え、栽培実験を行ったところ化学肥料よりも収量が増えることが分かった。
<考察・展望>
今回の研究で、ヘドロの除去によってアオコの発生が抑制できる上、除去したヘドロは堆肥として有効活用できるということが分かった。この除去法を他の池でも実践し、アオコの発生を減らすと共に、ニッポンバラタナゴをはじめとした多くの生物が生息できるような環境を作っていきたい。また、ヘドロ堆肥については、実際に地域の方々に使用してもらい地域の農業に貢献していきたいと考えている。
今回の研究で、ヘドロの除去によってアオコの発生が抑制できる上、除去したヘドロは堆肥として有効活用できるということが分かった。この除去法を他の池でも実践し、アオコの発生を減らすと共に、ニッポンバラタナゴをはじめとした多くの生物が生息できるような環境を作っていきたい。また、ヘドロ堆肥については、実際に地域の方々に使用してもらい地域の農業に貢献していきたいと考えている。