サイエンスキャッスル2018

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関西大会 » ポスター発表・偶数

[WS104] ポスター発表 偶数

2018年12月23日(日) 11:30 〜 12:20 ポスター/ブースエリア (体育館)

[P-48] 花由来の野生酵母による還元反応の可能性を探る

小林愛佳, 窪内胡桃 (ノートルダム清心学園清心女子高等学校 酵母反応班)

キーワード:野生酵母、不斉還元、有機化合物

<概要>
ツツジの花から得られる野生酵母に、アルコール発酵などの能力を持つものがいることは、本校の先輩の研究からわかっている。一般的なパン酵母は、特定の部分をもつ有機化合物を還元する能力をもつことが知られており、いろいろな有機化合物を合成する時に利用されることもある。そのような有用な能力をもつものがツツジの花から得られる野生酵母の中にもあるのではないかと考え、その可能性を探った。
<考察・展望>
パン酵母を用いた実験で、基質が他の物質に変換されたことを確認するところまでできそうな手順を組み立てることができたと考える。パン酵母とツツジの花から採取した酵母は種類が違うので、それぞれが変換できる基質が異なることも考えられるが、まずはパン酵母が還元できることが知られている物質を基質として調べていきたい。また、薄層クロマトグラフィーで分離できる物質を詳しく調べたいが、本校の設備では限界があり、解析の進め方も検討したい。