[ES204] ポスター発表 奇数

[P-123] 豆苗の最適な生育環境に関する研究

^○今野日加瑠, 岡本武蔵, 福田悠之 (鶴見大学附属中学校・高等学校 自然科学部)

Keywords:豆苗、環境、水、土、植物、成長、物質、栽培、イオン、研究

＜概要＞
豆苗を室内の明暗、土耕・水耕栽培、水を水道水・池水・天然水の軟水・硬水に分け、その最適な生育環境について検討した。明るい場所でかつ土耕栽培のほうが青々と育ち、暗い場所では黄色く変色し成長せず、池水、硬水、軟水、水道水の順でよく成長すると考えた。結果、明るい場所で水耕栽培の方が緑色を保持したままよく成長し、暗い場所では土耕栽培の方が成長するが、全体が黄色く変色し茎だけがよく伸びた。天然水は両種共に水道水・池水より成長した。これより、天然水は水道水や池水よりミネラルが多いことからよく成長したと思われる。

＜考察・展望＞
私達はこの実験を踏まえて、豆苗の成長に最適な環境は、明るい場所で天然水の軟水・硬水を使い、水耕栽培で育てる方法であるとわかった。また、軟水の中では天然水、池水、水道水の順でよく成長することが分かった。その一方で、研究をしていくと、軟水と硬水ではそのミネラルの多さに違いがあり、ミネラルにはカルシウムイオンとマグネシウムイオンという植物の成長に必要な要素のイオンが含まれているにもかかわらず、それらの違いによる成長の差にほとんど変化が見られないことに疑問を持った。このことについて、これから研究していきたいと思う。