[O-1] 光単一環境によるマダイの色揚げ効果
キーワード:マダイ、養殖
<概要>
マダイは、古くから慶祝事や神道の祭りにおいて不可欠な食材である。そのため需要が多く、養殖も各地で盛んである。しかし、養殖したマダイの体色は、黒色化することが多い。そこで一般には、専用の餌を用いて対応している。それに対し我々は、光環境を調節することで黒色化を制限できると考えて研究を進めた。
マダイは、古くから慶祝事や神道の祭りにおいて不可欠な食材である。そのため需要が多く、養殖も各地で盛んである。しかし、養殖したマダイの体色は、黒色化することが多い。そこで一般には、専用の餌を用いて対応している。それに対し我々は、光環境を調節することで黒色化を制限できると考えて研究を進めた。
<考察・展望>
マダイの黒色化は、特定の波長の光環境のもとで管理することで制限できる可能性はあると感じている。しかし、天然個体による鮮やかな赤色は、やはり甲殻類を摂食することで発色するようである。よって、養殖個体の体色を天然個体の体色に近づけるには、「特定の光」と「飼料」の組み合わせが鍵を握っている。また、魚の体色は、ストレスにも大きく影響されるため、水槽内の適切な個体数などについても検討を重ねたい。
マダイの黒色化は、特定の波長の光環境のもとで管理することで制限できる可能性はあると感じている。しかし、天然個体による鮮やかな赤色は、やはり甲殻類を摂食することで発色するようである。よって、養殖個体の体色を天然個体の体色に近づけるには、「特定の光」と「飼料」の組み合わせが鍵を握っている。また、魚の体色は、ストレスにも大きく影響されるため、水槽内の適切な個体数などについても検討を重ねたい。