[P-5] 光の照射でイワナの生存率を高めることができるのか
Keywords:イワナ、養殖
<概要>
本校では、特定の光を魚類に照射し、成長促進効果、免疫力向上、色揚げ効果などの有無を調べている。そのような中で、日頃ご指導をいただいている山梨県小林養魚場のイワナ(甲斐御正)に青色・緑色・赤色の光を照射することで、成長促進効果の有無について2度にわたり試験した。残念ながら、後の波長でも成長促進効果は得られなかったが、青色光を照射した個体群においては、生存率が高いといった結果が得られた。
本校では、特定の光を魚類に照射し、成長促進効果、免疫力向上、色揚げ効果などの有無を調べている。そのような中で、日頃ご指導をいただいている山梨県小林養魚場のイワナ(甲斐御正)に青色・緑色・赤色の光を照射することで、成長促進効果の有無について2度にわたり試験した。残念ながら、後の波長でも成長促進効果は得られなかったが、青色光を照射した個体群においては、生存率が高いといった結果が得られた。
<考察・展望>
成長の様子について、各波長ごとの差異が確認できていないことから、イワナは光を照射しても成長促進ができない可能性が高い。しかし、各波長ごとの生存率には開きがあり、2回の実験とともに青色光照射下での生存率が高かったことから、青色光はイワナのストレスを緩和し、免疫効果を高めている可能性がある。個体レベルでの成長促進が不可能でも、総収量での向上が見込まれれば、今後有効な技術となるかもしれない。
成長の様子について、各波長ごとの差異が確認できていないことから、イワナは光を照射しても成長促進ができない可能性が高い。しかし、各波長ごとの生存率には開きがあり、2回の実験とともに青色光照射下での生存率が高かったことから、青色光はイワナのストレスを緩和し、免疫効果を高めている可能性がある。個体レベルでの成長促進が不可能でも、総収量での向上が見込まれれば、今後有効な技術となるかもしれない。