[P-5] ミョウバン結晶を作成~百均アイテムが結晶に?~
Keywords:結晶成長、ミョウバン
<概要>
ミョウバン結晶を作成する場合、通常は成長の核となるように種結晶を使う。しかし、ミョウバン以外の物質を種結晶の代わりに核として使用した場合、結晶成長にどういった違いが出るのか疑問に思い実験を行った。
仮説として「結晶系が異なる物質同士は粒子が引き合わないはずなので、結晶はできない」と考えた。
結果として、ミョウバンを種結晶とした場合と異なり、核とした物質よりもそれを吊したワイヤーや核のワイヤー付近に小さな結晶が密集してできた。このことから、結晶系が違う物質を核にした場合でも結晶はできるが、通常と異なる結晶成長をすることがわかった。ワイヤー側に結晶ができた原因が、ワイヤーの材質によるものか、結晶系が違うものであっても表面積の小さいものであれば種結晶の代わりになるのかの検証は今後の課題である。
ミョウバン結晶を作成する場合、通常は成長の核となるように種結晶を使う。しかし、ミョウバン以外の物質を種結晶の代わりに核として使用した場合、結晶成長にどういった違いが出るのか疑問に思い実験を行った。
仮説として「結晶系が異なる物質同士は粒子が引き合わないはずなので、結晶はできない」と考えた。
結果として、ミョウバンを種結晶とした場合と異なり、核とした物質よりもそれを吊したワイヤーや核のワイヤー付近に小さな結晶が密集してできた。このことから、結晶系が違う物質を核にした場合でも結晶はできるが、通常と異なる結晶成長をすることがわかった。ワイヤー側に結晶ができた原因が、ワイヤーの材質によるものか、結晶系が違うものであっても表面積の小さいものであれば種結晶の代わりになるのかの検証は今後の課題である。
<考察・展望>
結晶は基本的に、同じ物質同士が結合していくため、消しゴムやガラスなどの異物には粒子が結合しなかったのだと考えられる。しかし、まったく結晶ができなかったのではなく、小さな結晶がワイヤーや核のワイヤー付近にできた。それは、溶液中のミョウバンの粒子同士が結合したため小さな結晶になり、それがワイヤーや核とした消しゴム等の表面に付着したためと考えた。
また、消しゴムの場合とガラスタイルの場合のワイヤーの結び付け方も違っていたので、表面にできた小さい結晶の大きさにも影響があったのかもしれない。
今後は、ワイヤーの結び方や核として使う物質の大きさや形にも着目して実験を行っていく。
結晶は基本的に、同じ物質同士が結合していくため、消しゴムやガラスなどの異物には粒子が結合しなかったのだと考えられる。しかし、まったく結晶ができなかったのではなく、小さな結晶がワイヤーや核のワイヤー付近にできた。それは、溶液中のミョウバンの粒子同士が結合したため小さな結晶になり、それがワイヤーや核とした消しゴム等の表面に付着したためと考えた。
また、消しゴムの場合とガラスタイルの場合のワイヤーの結び付け方も違っていたので、表面にできた小さい結晶の大きさにも影響があったのかもしれない。
今後は、ワイヤーの結び方や核として使う物質の大きさや形にも着目して実験を行っていく。