[P-25] 環境による細菌の薬剤の感受性の違い
キーワード:薬剤耐性菌、感受性、抗生物質
<概要>
土壌中の細菌には薬剤に対する感受性を持つことが分かっている。そこで、細菌を採取する場所により感受性に差が出るかを本研究で検証した。鶴見川の上流と下流で土を取り、アンピシリンを与えた時の菌の増殖率を比べた。川の上流で採取した細菌の感受性は弱く、下流では強かった。これは、上流と下流における環境の違いによるものだと考察した。現在は、考察の検証のため上流と下流で環境に大きな差のない川で研究を行っている。
土壌中の細菌には薬剤に対する感受性を持つことが分かっている。そこで、細菌を採取する場所により感受性に差が出るかを本研究で検証した。鶴見川の上流と下流で土を取り、アンピシリンを与えた時の菌の増殖率を比べた。川の上流で採取した細菌の感受性は弱く、下流では強かった。これは、上流と下流における環境の違いによるものだと考察した。現在は、考察の検証のため上流と下流で環境に大きな差のない川で研究を行っている。
<考察・展望>
土壌を採取した環境が異なる場合、自然の多い環境では細菌の種類が多いため、抗生物質を生産する細菌がいる可能性が高く、薬剤に対する耐性がつき、感受性は弱くなったと考えられる。また、工業的な環境では細菌の種類が少ないため、自然の多い環境とは反対に感受性は強くなったと考察した。現在は、考察の検証をするため、環境に大きな差のない川で同様の研究を行っている。仮説としてその川の上流と下流では感受性に差は生まれないと考えた。
土壌を採取した環境が異なる場合、自然の多い環境では細菌の種類が多いため、抗生物質を生産する細菌がいる可能性が高く、薬剤に対する耐性がつき、感受性は弱くなったと考えられる。また、工業的な環境では細菌の種類が少ないため、自然の多い環境とは反対に感受性は強くなったと考察した。現在は、考察の検証をするため、環境に大きな差のない川で同様の研究を行っている。仮説としてその川の上流と下流では感受性に差は生まれないと考えた。