[WS103] ポスター発表 奇数

[P-75] 八尾市高安地域における昆虫を使った環境調査

^○高橋英眞, 横川智之, 奈須一颯, 宮崎稜也 (清風中学校 生物部)

Keywords:環境調査

＜概要＞
清風中学校では、大阪府八尾市高安地域で、絶滅危惧ⅠA類のニッポンバラタナゴの保全活動を行っている。その保護活動の一環として、最も採集しやすく標本にも残しやすい昆虫を使った調査を保護池周辺で2014年から行った。その結果、500種類以上の昆虫が見つかったことから、より詳しく高安地域の環境を調べるためにトラップ調査を行った。その結果、同じような環境であっても昆虫相に違いがあるので、高安地域の昆虫相を調べることで環境を調べることができることがわかった。

＜考察・展望＞
今回の研究では森林Ⅰ、森林Ⅲなどの同じような環境で調査を行ったが森林Ⅲのほうが、圧倒的に森林Ⅰよりも昆虫が多いことが分かった。清水池は勿論、森林Ⅲといった同じような環境でも昆虫相がほとんど違うことから、八尾市高安地域での環境調査には昆虫調査は最適といえることが考えられる。今後は、Simpsonの多様度指数やOchiaiの類似度指数を出し、よりくわしく高安地域の環境の調査を行い、ニッポンバラタナゴの保護が集うに役立てたいと考えている。