[P-128] イモリとヤモリの食とあしの比較実験
Keywords:アカカライモリ、シリケンイモリ、ニホンヤモリ
<概要>
研究対象動物はアカハライモリ1匹とシリケンイモリ2匹とニホンヤモリ1匹です。私たちはこれらのイモリとヤモリの食生活とあしの滑りにくさについて調べました。まず食生活については、餌を4種類用意しました。生きた餌(ミルワーム・コオロギ)と乾燥させた餌(イトミミズ・コオロギ)です。まず、ヤモリは野生から採取したので生きた餌は食べて乾燥させた餌は食べないと仮説を立て、アカカライモリとシリケンイモリ2匹は野生からではなく繁殖させられ育てられたので恐らく生きた餌はもちろん、乾燥させた餌も食べると仮説をたてました。それでイモリとヤモリはどの餌を食べてどのような餌を食べないのか調べました。結果はヤモリは生きた餌は食べて、乾燥させた餌は食べず、シリケンイモリ2匹は生きた餌も乾燥させた餌も食べました。しかし、アカハライモリは4種類のうちの2種類(コオロギ・乾燥コオロギ)は食べませんでした。コオロギの胴体の大きさがアカハライモリの口の大きさに合っていなかったためだと考えられました。次に私たちはイモリとヤモリのあしの粘着について研究しました。物体の上にヤモリとイモリを乗せてその物体を何度まで傾けたら落ちるかを調べました。物体には身近にあるもの6種類を用意しました。ヤモリとイモリは6種類の物体全て垂直に傾けてもへばりつくと仮説を立てました。結果はヤモリは全ての物体を垂直に傾けてもへばりつきました。一方アカハライモリは6種類のうち5種類の物体を垂直に傾けてもへばりつきました。シリケンイモリは垂直に傾けてへばりつく物体は1つもありませんでした。シリケンイモリはアカハライモリとヤモリよりも体重が重く、シリケンイモリのあしの粘着では自分の体重を支えきれなかったと思われます。そこで体重に対するあしの裏の面積を測りました。
研究対象動物はアカハライモリ1匹とシリケンイモリ2匹とニホンヤモリ1匹です。私たちはこれらのイモリとヤモリの食生活とあしの滑りにくさについて調べました。まず食生活については、餌を4種類用意しました。生きた餌(ミルワーム・コオロギ)と乾燥させた餌(イトミミズ・コオロギ)です。まず、ヤモリは野生から採取したので生きた餌は食べて乾燥させた餌は食べないと仮説を立て、アカカライモリとシリケンイモリ2匹は野生からではなく繁殖させられ育てられたので恐らく生きた餌はもちろん、乾燥させた餌も食べると仮説をたてました。それでイモリとヤモリはどの餌を食べてどのような餌を食べないのか調べました。結果はヤモリは生きた餌は食べて、乾燥させた餌は食べず、シリケンイモリ2匹は生きた餌も乾燥させた餌も食べました。しかし、アカハライモリは4種類のうちの2種類(コオロギ・乾燥コオロギ)は食べませんでした。コオロギの胴体の大きさがアカハライモリの口の大きさに合っていなかったためだと考えられました。次に私たちはイモリとヤモリのあしの粘着について研究しました。物体の上にヤモリとイモリを乗せてその物体を何度まで傾けたら落ちるかを調べました。物体には身近にあるもの6種類を用意しました。ヤモリとイモリは6種類の物体全て垂直に傾けてもへばりつくと仮説を立てました。結果はヤモリは全ての物体を垂直に傾けてもへばりつきました。一方アカハライモリは6種類のうち5種類の物体を垂直に傾けてもへばりつきました。シリケンイモリは垂直に傾けてへばりつく物体は1つもありませんでした。シリケンイモリはアカハライモリとヤモリよりも体重が重く、シリケンイモリのあしの粘着では自分の体重を支えきれなかったと思われます。そこで体重に対するあしの裏の面積を測りました。
<考察・展望>
イモリとヤモリの食事についての実験から考えると、仮説通りヤモリは野生から採取したので、生きた餌は食べて、人口餌は食べないということが分かりました。人口餌に関してはそもそも餌だと認識していない可能性がありました。イモリは生きたエサも人口餌も食べることが分かりました。アカハライモリはシリケンイモリよりも小さく、乾燥コオロギや生きたコオロギは口のサイズに合わなくて食べられないと考えられました、なぜなら、食べようとはしていたからです。イモリは野生から採取したわけではなく、飼育されていたので、人口餌も餌だと認識したのだと思われます。これがもし、ヤモリと同様にイモリを野生から採取したのであれば、人口餌は食べなかったのかもしれないと考えました。
イモリとヤモリの食事についての実験から考えると、仮説通りヤモリは野生から採取したので、生きた餌は食べて、人口餌は食べないということが分かりました。人口餌に関してはそもそも餌だと認識していない可能性がありました。イモリは生きたエサも人口餌も食べることが分かりました。アカハライモリはシリケンイモリよりも小さく、乾燥コオロギや生きたコオロギは口のサイズに合わなくて食べられないと考えられました、なぜなら、食べようとはしていたからです。イモリは野生から採取したわけではなく、飼育されていたので、人口餌も餌だと認識したのだと思われます。これがもし、ヤモリと同様にイモリを野生から採取したのであれば、人口餌は食べなかったのかもしれないと考えました。