SCIENCE CASTLE2018

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関東大会 » ポスター発表①・奇数

[ES103] ポスター発表 奇数

Sun. Dec 23, 2018 3:00 PM - 4:00 PM ポスター/ブースエリア (7F 大体育館)

[P-3] シュウ酸エステルを用いた化学発光の研究

帶施侑介, 岡村直樹, 横田優 (茨城県立緑岡高等学校)

Keywords:化学発光、ケミルミネセンス、シュウ酸エステル、照度

<概要>
化学発光(化学ルミネセンス)とは,化学反応によって励起された分子が基底状態に戻る際にエネルギーを光として放出する現象のことである。本校科学研究部(旧化学部)では,これまでにもこの分野の研究を行ってきた。しかし,データの再現性に問題があったため,より信頼性の高い実験となるよう装置を工夫し,その上で,効率よく発光を起こさせる条件を検討した。結果,温度による影響を大きく受け,高温の方が激しく発光を起こすことや,発色剤の分量は多い方が照度が高いこと,さらに,触媒は多ければ強く光るわけではなく,適量が存在する,ことが分かった。
<考察・展望>
温度による影響を大きく受け,高温の方が激しく発光を起こす。

発色剤の分量は多い方が照度が高い。

触媒は多ければ強く光るわけではなく,適量が存在する。

サリチル酸ナトリウム以外でも触媒として使用でき,その最適量はサリチル酸ナトリウムとは異なると考えられる。

触媒が多すぎると,高エネルギー中間体が生成されても発色剤へのエネルギーの受け渡しが出来ず,照度は上がらないと考えられる。