[P-3] シュウ酸エステルを用いた化学発光の研究
キーワード:化学発光、ケミルミネセンス、シュウ酸エステル、照度
<概要>
化学発光(化学ルミネセンス)とは,化学反応によって励起された分子が基底状態に戻る際にエネルギーを光として放出する現象のことである。本校科学研究部(旧化学部)では,これまでにもこの分野の研究を行ってきた。しかし,データの再現性に問題があったため,より信頼性の高い実験となるよう装置を工夫し,その上で,効率よく発光を起こさせる条件を検討した。結果,温度による影響を大きく受け,高温の方が激しく発光を起こすことや,発色剤の分量は多い方が照度が高いこと,さらに,触媒は多ければ強く光るわけではなく,適量が存在する,ことが分かった。
化学発光(化学ルミネセンス)とは,化学反応によって励起された分子が基底状態に戻る際にエネルギーを光として放出する現象のことである。本校科学研究部(旧化学部)では,これまでにもこの分野の研究を行ってきた。しかし,データの再現性に問題があったため,より信頼性の高い実験となるよう装置を工夫し,その上で,効率よく発光を起こさせる条件を検討した。結果,温度による影響を大きく受け,高温の方が激しく発光を起こすことや,発色剤の分量は多い方が照度が高いこと,さらに,触媒は多ければ強く光るわけではなく,適量が存在する,ことが分かった。
<考察・展望>
温度による影響を大きく受け,高温の方が激しく発光を起こす。
発色剤の分量は多い方が照度が高い。
触媒は多ければ強く光るわけではなく,適量が存在する。
サリチル酸ナトリウム以外でも触媒として使用でき,その最適量はサリチル酸ナトリウムとは異なると考えられる。
触媒が多すぎると,高エネルギー中間体が生成されても発色剤へのエネルギーの受け渡しが出来ず,照度は上がらないと考えられる。
温度による影響を大きく受け,高温の方が激しく発光を起こす。
発色剤の分量は多い方が照度が高い。
触媒は多ければ強く光るわけではなく,適量が存在する。
サリチル酸ナトリウム以外でも触媒として使用でき,その最適量はサリチル酸ナトリウムとは異なると考えられる。
触媒が多すぎると,高エネルギー中間体が生成されても発色剤へのエネルギーの受け渡しが出来ず,照度は上がらないと考えられる。