[O-9] オカダンゴムシの移動と体重減少速度の関係
キーワード:オカダンゴムシ
<概要>
オカダンゴムシの移動における体重の減少について調査するため,この研究を始めた。その結果,オカダンゴムシは15分間で体重の1%程度が減少することが明らかとなった。その理由として,落ち葉などの下で生息し地表に出ることがほとんどないため,頻繁に移動する生物ではないと考えられる。また,体重減少速度と平均移動速度について強い負の相関が見られることが明らかとなった。その理由として,体重が減りやすい個体は移動速度を抑えて消費エネルギーを抑えていると考える。
オカダンゴムシの移動における体重の減少について調査するため,この研究を始めた。その結果,オカダンゴムシは15分間で体重の1%程度が減少することが明らかとなった。その理由として,落ち葉などの下で生息し地表に出ることがほとんどないため,頻繁に移動する生物ではないと考えられる。また,体重減少速度と平均移動速度について強い負の相関が見られることが明らかとなった。その理由として,体重が減りやすい個体は移動速度を抑えて消費エネルギーを抑えていると考える。
<考察・展望>
結果より,体重が減りやすい個体ほど平均移動速度が遅いことがわかった。その理由として,体重が減りやすい個体は移動速度を抑えて消費エネルギーを抑えていると考える。餌を食べていない状態で移動にエネルギーを使いすぎるといずれ動けなくなると考えられる。また,体重に対する体重減少速度が速いことからオカダンゴムシは本来頻繁に移動する生物ではないといえる。その理由として,昼間は落ち葉などの下で生息し地表に出ることがほとんどないためだと考えられる。
結果より,体重が減りやすい個体ほど平均移動速度が遅いことがわかった。その理由として,体重が減りやすい個体は移動速度を抑えて消費エネルギーを抑えていると考える。餌を食べていない状態で移動にエネルギーを使いすぎるといずれ動けなくなると考えられる。また,体重に対する体重減少速度が速いことからオカダンゴムシは本来頻繁に移動する生物ではないといえる。その理由として,昼間は落ち葉などの下で生息し地表に出ることがほとんどないためだと考えられる。