SCIENCE CASTLE2018

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九州大会 » ポスター発表・奇数

[SS106] ポスター発表 奇数

Sun. Dec 16, 2018 2:35 PM - 3:15 PM ポスターエリア (2F 第一研修室、3F第二研修室・調理実習室)

[P-31] チャコウラナメクジの重力走性と光走性の関係

井上実咲, 松田聖仙, 鈴木優斗, 斉藤蒼太 (宮崎県立北高等校)

Keywords:チャコウラナメクジ、重力走性、光走性

<概要>
私たちはチャコウラナメクジの重力走性と角度の関係について調査した。その結果,以下のことが明らかとなった。重力走性では、①昼1luxと夜1luxは15°から50%以上が負の重力走性を示す。②昼300luxは30°以下の負の重力走性を阻害する。③昼1luxと夜1luxでは夜間の行動が活発化や負の重力走性を顕著に示したため周期性がある。光走性では、④100lux以下の光を感じ感じない。⑤光が強いほど移動速度が速くなった。⑥1lux~300luxでは移動開始が同じことから刺激に対して一定の時間がかかる。
<考察・展望>
昼300luxは30°以下の角度では、負の重力走性を阻害するまたは、光走性を優先することが考えられる。また、昼300luxは昼1luxに比べ、移動した個体が多かったことから、光刺激によって行動を開始した個体がいたことが分かる。夜間には、周期性の存在と負の重力走性が感受性敏感になり、行動も活発化することが分かる。光走性の結果から、100lux以下の光を感じておらず1luxと同じ行動をしている。なお、200lux,300luxは初めに感じた光の強さに合わせて移動距離を変えている、または光を感じない場所で移動をやめたことが考えられる。