[P-91] 酸性雨が及ぼす影響の検討
キーワード:酸性雨、オオカナダモ、環境問題、UV-visスペクトル測定
<概要>
酸性雨とは、大気汚染により降るpH5.6以下の雨のことを指す。酸性雨を普段から浴びていて、我々にとって大きな被害とならないのか、疑問になり、この実験を始めた。人工酸性雨にオオカナダモを浸し、5日間静置したところ色が変化したため、それを数値化するためにUV-visスペクトルと蛍光スペクトルを測定した。UV-visスペクトルから、高pHではpH7.0とのピークトップの変化がなかった。蛍光スペクトルの結果から、タンパク質の会合状態の変化が原因だと考えられる。
酸性雨とは、大気汚染により降るpH5.6以下の雨のことを指す。酸性雨を普段から浴びていて、我々にとって大きな被害とならないのか、疑問になり、この実験を始めた。人工酸性雨にオオカナダモを浸し、5日間静置したところ色が変化したため、それを数値化するためにUV-visスペクトルと蛍光スペクトルを測定した。UV-visスペクトルから、高pHではpH7.0とのピークトップの変化がなかった。蛍光スペクトルの結果から、タンパク質の会合状態の変化が原因だと考えられる。
<考察・展望>
今回の実験では自然界とは違って試験管の中なので溶液が全く流れない状況なので、川の流れなどを再現できる装置などを作る事と、「人工酸性雨を与えた植物の発芽と成長観測」では、不揮発性であるH 2 SO 4 が綿に残りつ続けているためこれを除去することでより正確な結果を得ることができる。問題点として、今回の実験では最長で2週間と短い期間だったがこれが1ヵ月や1年間と長い期間の被害となると今回の検討で被害がほとんどないpHでも大きな被害に繋がるかもしれない。
今回の実験では自然界とは違って試験管の中なので溶液が全く流れない状況なので、川の流れなどを再現できる装置などを作る事と、「人工酸性雨を与えた植物の発芽と成長観測」では、不揮発性であるH 2 SO 4 が綿に残りつ続けているためこれを除去することでより正確な結果を得ることができる。問題点として、今回の実験では最長で2週間と短い期間だったがこれが1ヵ月や1年間と長い期間の被害となると今回の検討で被害がほとんどないpHでも大きな被害に繋がるかもしれない。