[WS104] ポスター発表 偶数

[P-92] 身の回りの食品におけるプロテアーゼの活性

^○横井太一 (桜丘中学校)

キーワード：プロテアーゼ、タンパク質、酵素

＜概要＞
プロテアーゼはとは酵素の一種である。プロテアーゼとは簡潔に言うとアミノ酸の組織をランダムに破壊する酵素である。様々な身近なものにはプロテアーゼが含まれており、例としてパイナップルの果肉に含まれるプロメラインなど、様々な方法で入手が可能である。本実験ではエンドペプチターゼやプロテイナーゼと呼ばれるプロテアーゼに注目し、実験を行った。１％から５％までの低濃度のゼラチンは完全に分解されたが、６％から１０％までのゼラチンは表面のみの分解、または全く反応がなかった。

＜考察・展望＞
プロテアーゼの性質として、配列を分列させる場所を選ばない基質特異性が低かったり、特定のタンパク質、ペプチドの特定の部分を特異的に切断する基質特異性が高いタイプのものなどがあり、後者の典型的な例として胃酸に含まれるペプシン、ケキシンやフューリンなどがある。今後は容易に入手できる果実などを使用して実験を行っていきたい。