SCIENCE CASTLE2018

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関東大会 » ポスター発表①・奇数

[ES103] ポスター発表 奇数

Sun. Dec 23, 2018 3:00 PM - 4:00 PM ポスター/ブースエリア (7F 大体育館)

[P-35] リップルマークに惚れ込んで
波の周期や粒径との関係

遠田剛志 (海城中学高等学校)

Keywords:漣痕、リップルマーク、堆積構造

<概要>
リップルマーク(漣痕)のできるメカニズムを探るため様々な実験を行いました。

往復する波によってできるウェーブリップルをペットボトルの中で作る装置を使って研究しました。

多くの装置を作ってきた経験から、リップルマークは粒径をそろえた砂を使わないとうまくできないということ、

粒径と揺らす周期の間に相性の良しあしがあるという仮説を立てました。

結果、予想していたよりも幅広い粒径でリップルマークができるということ、また粒径をそろえなくても揺らす周期を変えればできるということがわかりました。

また、砂の動きを観察していると、リップルマークがペットボトルの壁面に沿ってできた谷の部分から中央に向かってできていくということもわかりました。
<考察・展望>
リップルマークができる際の環境を特定する際の、大きな要素が見つかったと思っています。

できる際の砂の粒径と波の周期です。

この2つの要素をそろえることで、リップルマークができるか否かという点を左右することができるのだと思いました。

今回は、砂の動きについては目視で観察し動画で撮るにとどまりました。

しかし、波が打ち付ける壁がリップルマークができる起点となるという今回の観察結果を裏付けしていきたいと思います。

自然界では、砂浜などでよくリップルマークが発生します。

風や川の運搬作用の関係で、良く粒径がそろっているといわれる海辺の砂浜などではリップルマークができる環境がそろっているのだと納得しました。