[P-53] Ⅱ型糖尿病モデルマウスによるインスリン抵抗性の改善
キーワード:Ⅱ型糖尿病モデルマウス、インスリン抵抗性、腸内フローラ
<概要>
生物部の先行研究は、微生物やマウスの腸内フローラを扱っている。近年、この腸内フローラとインスリン抵抗性の関係も報告されており、生活習慣病として知られるⅡ型糖尿病モデルによる研究に取り組んだ。
Ⅱ型糖尿病モデルはマウスに「高脂質飼料」を与え製作し、インスリン抵抗性の改善に取り組む計画である。今回は肥満型のⅡ型糖尿病モデルの途中経過と、糖尿病の病理生態の理解として、グルコースやインスリンの強制投与による血糖値の増減について中間報告する。
生物部の先行研究は、微生物やマウスの腸内フローラを扱っている。近年、この腸内フローラとインスリン抵抗性の関係も報告されており、生活習慣病として知られるⅡ型糖尿病モデルによる研究に取り組んだ。
Ⅱ型糖尿病モデルはマウスに「高脂質飼料」を与え製作し、インスリン抵抗性の改善に取り組む計画である。今回は肥満型のⅡ型糖尿病モデルの途中経過と、糖尿病の病理生態の理解として、グルコースやインスリンの強制投与による血糖値の増減について中間報告する。
<考察・展望>
高脂質飼料を与えている肥満型マウスは、今後、血糖値の著しい増加(400mg/100mL以上)を観察した場合はⅡ型糖尿病モデルの完成と考える。一方、グルコースを腹腔内に投与すると、増加した血糖値が時間経過と共に正常範囲に復帰することから、血糖値は急激に上昇するとインスリンの作用により低下すると考察した。しかし、肥満型マウスは戻りが遅く、インスリン抵抗性の兆候が現れたと考察した。また、インスリンアナログ製剤「ランタス」を投与すると、この効果によりマウスの血糖値は急激に低下するが、その後上昇に転じて時間経過と共に正常値に戻ると考察した。
9月以降、Ⅱ型糖尿病モデルマウスを完成して、インスリン抵抗性を改善する食材等を腸内フローラから検討し改善策を検証する。
高脂質飼料を与えている肥満型マウスは、今後、血糖値の著しい増加(400mg/100mL以上)を観察した場合はⅡ型糖尿病モデルの完成と考える。一方、グルコースを腹腔内に投与すると、増加した血糖値が時間経過と共に正常範囲に復帰することから、血糖値は急激に上昇するとインスリンの作用により低下すると考察した。しかし、肥満型マウスは戻りが遅く、インスリン抵抗性の兆候が現れたと考察した。また、インスリンアナログ製剤「ランタス」を投与すると、この効果によりマウスの血糖値は急激に低下するが、その後上昇に転じて時間経過と共に正常値に戻ると考察した。
9月以降、Ⅱ型糖尿病モデルマウスを完成して、インスリン抵抗性を改善する食材等を腸内フローラから検討し改善策を検証する。