サイエンスキャッスル2018

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関東大会 » ポスター発表②・奇数

[ES202] ポスター発表 奇数

2018年12月24日(月) 13:00 〜 13:30 ポスター/ブースエリア (7F 大体育館)

[P-87] 形質の観察・比較から系統樹が作れるか?

細川将人, 平野唯, 杉谷一紗, 丸山瑛士, 大竹優輝, 諏訪帆恭, 北迫慶士, 眞壁直輝, 甲斐智士, 宮野泰一, 横山一郎 (湘南学園中学校高等学校 理科研究部)

キーワード:哺乳類、頭骨、被子植物、果実、系統樹

<概要>
中高生が肉眼で観察した形質の情報を元に,系統樹を作ることができるかを検討した。哺乳類頭骨について形状や歯に関する観察を行った。表計算ソフトで標準化を行った後,クラスター分析を行ってこれを系統樹と見なした。また,夏野菜のうち果菜に分類されるものの果実の形状の観察を行い,哺乳類頭骨と同様の方法で系統樹を作成した。作成した2つの系統樹と既存の系統樹とを比較して,作成した系統樹の正当性について考察した。哺乳類頭骨では,食肉目についてのみ作成した系統樹に概ねの正当性が見られたが,他の分類群については大きく異なる部分が見られた。夏野菜では,ウリ科については正しくグルーピングでき,ナス科の植物もトマトを除き正しくグルーピングできた。しかし,エダマメ・オクラ・トマト・トウモロコシは正しくグルーピングできなかった。その理由は,分類をするための形質の取り扱いに問題があったことと,空所(部屋)の見方が適切ではなかったからと考えられた。
<考察・展望>
自分たちで観察した形質の違いだけから系統樹を作ることは難しいことが分かった。また,哺乳類では,系統的しがらみが強く影響していることが分かった。