SCIENCE CASTLE2018

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関東大会 » 口頭発表①

[ES102] 口頭発表 O-1〜O-6

Sun. Dec 23, 2018 12:00 PM - 1:30 PM 口頭発表会場 (1F 講堂)

[O-3] アオゴカイの自切について

安田昌幸, 岩附利英 (静岡県立沼津東高等学校)

Keywords:アオゴカイ、自切

<概要>
釣り餌で知られるアオゴカイが餌箱の中で自然に切れて餌としての質が落ちることがあるが、その原因について具体的な証拠がないことを知り、その現象がアオゴカイの体液によって引き起こされているのではないかと考え、実験を行った。その結果、アオゴカイは同種の体液によって自切することが分かった。また、温度や海水の㏗などの条件を変えても同じように自切が起きることも分かった。
<考察・展望>
今回の実験で、アオゴカイは同種の体液によって自切を促進されることが分かった。また、体液がなくても、温度や㏗の特定の条件によっても自切が促進されることが分かった。環形動物の自切は主に接触刺激によるものが知られていたが、今回は接触刺激以外でも自切が起こった。このような条件下でアオゴカイが自切を起こすメリットとして、海水温の上昇や水質汚濁など周囲の環境が変化したときに自切によって適応しやすくなることができるのかもしれない。