[ES203] ポスター発表 偶数

[P-92] ３秒ルールの検証

^○山田穂高, 渡邊圭一郎 (神奈川大学附属高等学校)

Keywords:寒天培地、３秒ルール

＜概要＞
この研究で、私たちが検証したのは３秒ルールである。３秒ルールとは世間一般で言われている「食品を床に落としても３秒以内に拾えば食べても大丈夫である」という噂のことである。はたしてこの噂は本当なのか、３秒ルールを検証し、衛生環境を考えるきっかけにしようと考えた。３秒ルールは迷信であるという仮説を立て、寒天培地上のコロニーで細菌量の判定を行った。その結果、秒数を変えて床に落とした物の細菌の量に差は見られなかった。この結果より、３秒ルールは迷信の可能性が高いという結果が得られた。

＜考察・展望＞
結果から、3秒ルールは迷信であるということが分かった。ただ、ここでいう迷信とは、三秒以上床に落としても変わらないという意味であって、全く落としていないときとの差はわからない。今後、どこにも落としていないものでも一つ目の実験、二つ目の実験の方法で検証する。また、今回寒天や培地といった湿ったもので検証したため、スナック菓子などの乾いたものでも検証していきたいと考えている。