[P-42] ミルクティーの可能性
キーワード:ミルクティー、紅茶
<概要>
以前の研究から、ミルクティーでは紅茶の静菌作用が打ち消されてしまうことが分かった。そこでどの成分がその原因なのかを明らかにするために今回は紅茶の濃度、糖の種類、紅茶に対する乳成分の影響についての実験を行なった。今後乳成分の比較、人工甘味料と糖の比較を行い、今まで比較した成分の中で最も菌数を増殖させないものを組み合わせて最終的には長時間飲み続けても安全なミルクティーの材料と作り方を提案したいと考えている。
以前の研究から、ミルクティーでは紅茶の静菌作用が打ち消されてしまうことが分かった。そこでどの成分がその原因なのかを明らかにするために今回は紅茶の濃度、糖の種類、紅茶に対する乳成分の影響についての実験を行なった。今後乳成分の比較、人工甘味料と糖の比較を行い、今まで比較した成分の中で最も菌数を増殖させないものを組み合わせて最終的には長時間飲み続けても安全なミルクティーの材料と作り方を提案したいと考えている。
<考察・展望>
紅茶+牛乳と水+牛乳を比較すると紅茶+牛乳のほうが菌数が増えていた。この結果になった原因として紅茶中の静菌作用の要因であるポリフェノールが牛乳と反応し、変成したことで静菌作用が失われ、逆に菌の増殖を促す物質に変化したのではないかと推測した。そこから成分別に比較するだけではなくほかの成分と組み合わせて実験をしていくことも大切だと感じた。
菌数をあまり増やさないミルクティーの作り方を提案することで食中毒などを防ぐことに繋がると考えた。また紅茶と乳成分の関係性を示唆することもできる。
紅茶+牛乳と水+牛乳を比較すると紅茶+牛乳のほうが菌数が増えていた。この結果になった原因として紅茶中の静菌作用の要因であるポリフェノールが牛乳と反応し、変成したことで静菌作用が失われ、逆に菌の増殖を促す物質に変化したのではないかと推測した。そこから成分別に比較するだけではなくほかの成分と組み合わせて実験をしていくことも大切だと感じた。
菌数をあまり増やさないミルクティーの作り方を提案することで食中毒などを防ぐことに繋がると考えた。また紅茶と乳成分の関係性を示唆することもできる。