サイエンスキャッスル2018

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関東大会 » ポスター発表①・偶数

[ES104] ポスター発表 偶数

2018年12月23日(日) 16:00 〜 17:00 ポスター/ブースエリア (7F 大体育館)

[P-56] 手作りマヌカ歯磨による口腔常在菌に対する抗菌効果

小倉壮太 (山村学園 山村国際高等学校 生物部)

キーワード:マヌカハニー歯磨、メチルグリオキサール

<概要>
昨年は、抗菌活性成分を含有するマヌカハニーの口腔常在菌に対する抗菌効果の検証を行った。検証の結果、マヌカハニーに表記されている抗菌活性成分の含有量に比例して、口腔常在菌に対して抗菌効果が認められた。一方、マヌカハニー入りの歯磨(以下、マヌカ歯磨)では、抗菌活性成分の含有量よりも高い抗菌効果を認めた製品もあったが、劣る製品も存在した。

そこでマヌカ歯磨を手作りして、市販の製品より高い抗菌効果(仮説)を目指したのはもちろんのこと、コスパにも優れた手作りマヌカ歯磨の検証を行った。
<考察・展望>
マヌカ歯磨400の高い抗菌効果は、グリセリンに抗菌成分が溶けだし培地上に拡散したのではと考えている。現在のところ、最強の手作りマヌカ歯磨といえる。また、コストパフォーマンスも計算すると、手作りマヌカ歯磨の方が市販のマヌカ歯磨よりも半分以下である。したがって、このマヌカ歯磨を使い、食後30分以内に丹念なブラッシングを行えば口腔菌に対して抗菌効果があると考える。また、MGの含有量が多いマヌカハニーは抗菌効果もあり、これを指にとり、マッサージを行えば歯茎の引き締めにも期待できるのではないだろうか。