[P-16] ミカヅキモを活用したSr2+の吸収
Keywords:ミカヅキモ、放射性物質、原子吸光光度計
<概要>
本研究では、汚染水処理で投入するミカヅキモの細胞数をより信憑性が高い数値にするため、自分たちで作製した灰試料を名古屋市立大学の櫻井宣彦先生に依頼し、Shimadzu AA-6300 ファーネス原子吸光光度計を用いてミカヅキモの細胞内に含まれるSr吸収量を直接的に定量した。今回は,Closterium moniliferumを用いて、最もSrを吸収していた赤色LEDの37 cmでSrCl2aq(0.010 mol/L)に48時間投入したもので定量を行った。その結果、C.moniliferumからSrが確認されたため、実用化に向けて活用可能な藻類だと言える。
本研究では、汚染水処理で投入するミカヅキモの細胞数をより信憑性が高い数値にするため、自分たちで作製した灰試料を名古屋市立大学の櫻井宣彦先生に依頼し、Shimadzu AA-6300 ファーネス原子吸光光度計を用いてミカヅキモの細胞内に含まれるSr吸収量を直接的に定量した。今回は,Closterium moniliferumを用いて、最もSrを吸収していた赤色LEDの37 cmでSrCl2aq(0.010 mol/L)に48時間投入したもので定量を行った。その結果、C.moniliferumからSrが確認されたため、実用化に向けて活用可能な藻類だと言える。
<考察・展望>
考察として、ミカヅキモは体内から粘液を出し、壁や底に張り付く習性がある。そのため、灰試料を作製する際に使用した容器や実験器具に付着し、SrCl2aq(0.010 mol/L)に投入時の細胞数より減少し、灰重量が少なくなっていることが原因と考える。また、平成30年9月6日東京電力ホールディングス株式会社「第三セシウム吸着装置設置の進歩状況について」より、7/31水源@高温焼却炉建屋(M402運転)入り口の90Sr2+の濃度が非常に薄いことが分かった。そのため現在、原子吸光光度計を用いてSrCl2aq(0.10mmol/L)に投入したミカヅキモのSr吸収量の定量を依頼している。
考察として、ミカヅキモは体内から粘液を出し、壁や底に張り付く習性がある。そのため、灰試料を作製する際に使用した容器や実験器具に付着し、SrCl2aq(0.010 mol/L)に投入時の細胞数より減少し、灰重量が少なくなっていることが原因と考える。また、平成30年9月6日東京電力ホールディングス株式会社「第三セシウム吸着装置設置の進歩状況について」より、7/31水源@高温焼却炉建屋(M402運転)入り口の90Sr2+の濃度が非常に薄いことが分かった。そのため現在、原子吸光光度計を用いてSrCl2aq(0.10mmol/L)に投入したミカヅキモのSr吸収量の定量を依頼している。