[P-41] 染料用キノコの研究 ~Let’sキノコ染め~
Keywords:きのこ染め、ヒイロタケ
<概要>
キノコ染めは原料となるキノコの調達が困難であり日本ではあまり知られていない。そのため、染料用キノコの培養と染色方法の確立を目的にヒイロタケを研究材料として実験を行った。培養方法の確立では培養光条件は暗所として、ジャガイモ2倍抽出液+ショ糖20gの培地で発色及び収量供に最も良好な結果となった。染色方法の確立では、お酢を利用した酸抽出法を用いて染色液を作ることによりヒイロタケ本来の色を活かした染色を行うことができた。
キノコ染めは原料となるキノコの調達が困難であり日本ではあまり知られていない。そのため、染料用キノコの培養と染色方法の確立を目的にヒイロタケを研究材料として実験を行った。培養方法の確立では培養光条件は暗所として、ジャガイモ2倍抽出液+ショ糖20gの培地で発色及び収量供に最も良好な結果となった。染色方法の確立では、お酢を利用した酸抽出法を用いて染色液を作ることによりヒイロタケ本来の色を活かした染色を行うことができた。
<考察・展望>
仮説ではエノキと同様に明所条件が色素形成には良いと考えていたがまったく逆の結果となった。ジャガイモ抽出液及びショ糖共に添加量の多い処理区で良好な結果となったため、さらに高い濃度の処理区を設け再度実験を行いたい。菌糸が液体培地の表面のみで生育していることから、幅が広い培養器に薄く培養液を入れ効率化を図りたい。熱に弱い色素があると解ことから、酸抽出法で他のキノコはどのように発色するのか調べてみたい。
仮説ではエノキと同様に明所条件が色素形成には良いと考えていたがまったく逆の結果となった。ジャガイモ抽出液及びショ糖共に添加量の多い処理区で良好な結果となったため、さらに高い濃度の処理区を設け再度実験を行いたい。菌糸が液体培地の表面のみで生育していることから、幅が広い培養器に薄く培養液を入れ効率化を図りたい。熱に弱い色素があると解ことから、酸抽出法で他のキノコはどのように発色するのか調べてみたい。