[ES104] ポスター発表 偶数

[P-34] 市販の約1/3の費用で作る赤道儀

^○岩﨑慎平, 池田隼 (海城中学高等学校)

Keywords:天文、天体観測、天体撮影、工学

＜概要＞
私たちは天体観測用機材の赤道儀を費用を抑えて自作しました。赤道儀とは、天球の日周運動に合わせて望遠鏡やカメラを回転させるものです。天体が望遠鏡の視界からズレたり、長時間露出での撮影で星が伸びたりするのを防ぎます。精度はVixenのポラリエを目指しており、市販製品としてメーカー直売サイトでのポラリエの値段と比較しました。



マイクロコンピューターでモーターの回転速度を制御し、歯車でトルクを上げました。現時点では理論上は一年間稼働し続けてズレは1度未満で、1kg程度の一眼レフカメラでも問題なく使うことができます。

＜考察・展望＞
接続部分がズレる問題については、接続部分を固定する材料に格安の廃材を使用した事が原因だと推測しています。回転力が足りず、重いカメラを動かせずにギアが空回りしてしまう問題については、ギアをもう一組使用することで対処しようと考えています。