[P-148] トライアングルの能力を効果的に引き出す周波数解析
キーワード:トライアングル・周波数特性・周波数解析・叩き方・音階・楽器
<概要>
楽器のトライアングルは、叩くと非常に複雑な振動をして、複数の音を同時に発する、音階を持たない楽器です。そのため、叩いた時にどのような音がでるかはほとんど調べられていません。私達は周波数解析ソフトを用いて叩き方を変えた時に2種類の素材の違うトライアングルから生じる音の周波数の分布を調べて、叩き方や素材が音に与える影響を明らかにしました。また一定の条件で目的に応じた音の鳴らし分けの方法を確立しました。
楽器のトライアングルは、叩くと非常に複雑な振動をして、複数の音を同時に発する、音階を持たない楽器です。そのため、叩いた時にどのような音がでるかはほとんど調べられていません。私達は周波数解析ソフトを用いて叩き方を変えた時に2種類の素材の違うトライアングルから生じる音の周波数の分布を調べて、叩き方や素材が音に与える影響を明らかにしました。また一定の条件で目的に応じた音の鳴らし分けの方法を確立しました。
<考察・展望>
今回の実験で種類によらずトライアングルは鳴った時に必ず生じる周波数があることが分かりました。また叩く角度を叩き方を変えることで違った音を出すことができることが判明し、例えば最も高く聞こえる音を出したい場合は水平面で打つ、複雑な音を出したい場合は45度が良いことなどが分かりました。また高級トライアングルの性質として振動している時間が長いことや、より複雑な振動をすることで音色に深みを持たせていたことも分かりました。今後は叩く位置なども変えて解析を進めたいです。
今回の実験で種類によらずトライアングルは鳴った時に必ず生じる周波数があることが分かりました。また叩く角度を叩き方を変えることで違った音を出すことができることが判明し、例えば最も高く聞こえる音を出したい場合は水平面で打つ、複雑な音を出したい場合は45度が良いことなどが分かりました。また高級トライアングルの性質として振動している時間が長いことや、より複雑な振動をすることで音色に深みを持たせていたことも分かりました。今後は叩く位置なども変えて解析を進めたいです。