サイエンスキャッスル2018

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関東大会 » ポスター発表②・奇数

[ES204] ポスター発表 奇数

2018年12月24日(月) 13:00 〜 13:30 ポスター/ブースエリア (7F 小体育館)

[P-151] 多面体でもいいじゃない食塩だもの

細川拓音 (宝仙学園中学校 理数インター)

キーワード:食塩、再結晶、結晶、尿素

<概要>
食塩の再結晶を作る際に,尿素を混ぜると通常の立方体ではなく,八面体や十面体,十二面体といった多面体が析出する。しかし,綺麗な正多角形を析出させることはなかなかできず,作成に時間がかかってしまう。そこで,短時間で安定して美しい結晶を析出させることを目的として実験をおこなった。また,その結晶を大きくし,観察しやすくしたり,多面体の結晶ができてくるようすも観察し検証した。
<考察・展望>
食塩水A(食塩18%,尿素15%)よりも溶液B(食塩36%,尿素15%)の方が多角形の結晶の析出が多かった。また,溶液Bをビーカーに入れて,立体の結晶を作成すると,立体の結晶も綺麗に作成することができる。

尿素は食塩の結晶の角を取る,または削る役割があると考えられ,食塩に対して尿素が多すぎると,食塩の結晶のまわりに尿素の結晶ができてしまうため,綺麗な結晶ができないと考えられる。

今後,さらに確実に作成できる条件を調べて,食塩と尿素の濃度と結晶の形の関係を明らかにしていく予定である。