[O-6] メダカと共存できないカダヤシとの関係性を探る。
キーワード:メダカ、カダヤシ、競争関係
<概要>
フィールド調査を行っている際に、在来メダカがいる場所と外来のカダヤシしかいない場所を発見しました。
長崎市内では、在来メダカを見ることができる場所はほとんどありません。なぜ、このような状態になって
しまうのか研究しました。私たちは、二つの大きな原因があると考えました。安定した止水地(水田など)
の減少と外来のカダヤシの放流です。この物理的な要因と生物的な要因によって、メダカは繁殖地を失って
いることが分かってきました。
フィールド調査を行っている際に、在来メダカがいる場所と外来のカダヤシしかいない場所を発見しました。
長崎市内では、在来メダカを見ることができる場所はほとんどありません。なぜ、このような状態になって
しまうのか研究しました。私たちは、二つの大きな原因があると考えました。安定した止水地(水田など)
の減少と外来のカダヤシの放流です。この物理的な要因と生物的な要因によって、メダカは繁殖地を失って
いることが分かってきました。
<考察・展望>
物理的にメダカが産卵する止水地にたどり着けなくなっただけではなく、生物的な要因、主にカダヤシなどの外来種による
攻撃によって特にオスの個体が減少したと考えられる。また、カダヤシとメダカの口の形状を観察した所、外来種のカダヤシは
口の形状がオオクチバスのように大きく開く作りになっていることもわかった。数少ないメダカの生息地が放流されたカダヤシ
によって、次世代の個体を残せなくなったことがメダカ減少の大きな要因となっていると考えられる。
物理的にメダカが産卵する止水地にたどり着けなくなっただけではなく、生物的な要因、主にカダヤシなどの外来種による
攻撃によって特にオスの個体が減少したと考えられる。また、カダヤシとメダカの口の形状を観察した所、外来種のカダヤシは
口の形状がオオクチバスのように大きく開く作りになっていることもわかった。数少ないメダカの生息地が放流されたカダヤシ
によって、次世代の個体を残せなくなったことがメダカ減少の大きな要因となっていると考えられる。