SCIENCE CASTLE2018

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九州大会 » ポスター発表・偶数

[SS107] ポスター発表 偶数

Sun. Dec 16, 2018 3:15 PM - 3:55 PM ポスターエリア (2F 第一研修室、3F第二研修室・調理実習室)

[P-44] 熊本にミナミヌマエビは残っているのか

東田愛美, 坂本実優, 佐藤さくら, 後藤健人, 武田愛梨, 小城乃野華, 上野恭旺, 松永文野, 兼瀬鈴菜, 永本遥菜, 荒川拓美 (熊本県立東稜高等学校 生物部エビ班)

Keywords:ミナミヌマエビ、カワリヌマエビ属、外来種

<概要>
ミナミヌマエビは、同じカワリヌマエビ属外来種の放流により、全国的に絶滅が心配されている。熊本市の江津湖および隣接する水域は、ほぼ外来種の特徴をもつエビだけになったことが明らかになった。2年前に在来種を確認した水域の中に、在来種がいなくなったところがあり、外来種の進出が進んでいることが明らかになった。県内の4地点で在来種の特徴を示す個体を確認することはできたが、同じ地点で同時に外来種の特徴を持つ個体を確認した。今回調査した水域で在来種だけの水域を確認することはできず、外来種の侵入が進んでいる実態が明らかになった。
<考察・展望>
熊本県において、外来種は10年以上前から侵入しており、外来種による遺伝子汚染の可能性が高い。県の中心部にある熊本市の江津湖は、外来種の水域となっており、そこから周辺水域に拡散した可能性もある。直接つながっていない水域でも外来種を確認しており、複数の侵入ルートが考えられる。今回調べた範囲では、熊本県内にミナミヌマエビだけの水域は残っていない。